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タイミーを採用したシップス
コスト3割削減、波動性解消

2021年01月21日/物流最前線

<対談中のタイミー小川社長とシップス高橋本部長>
20210118timee10 520x347 - 物流最前線/タイミー採用のシップス コスト3割削減、波動性解消

タイミーが物流業界に拡大
ECの影響の増大に舵を切る

―― タイミーが物流業界に注力する理由とは

高橋 今後タイミーさんは物流業界をターゲットにしていくとのお考えですね。

小川 飲食業界中心の時から、業界のさらなる拡大をしていきたいとは思っていました。コロナ禍はそれを考える良い機会になりましたね。現在はECが好調ということで、流れにうまく乗ることができたのかなと思います。

高橋 物流業界の中だけでも、タイミーさんにお任せできる仕事の余地がもっとあると思っています。例えば倉庫内加工場でのパンツの裾上げですと、仕上げ部分は職人さんの担当になりますが、その前工程ならお任せできると思います。また、EC需要の拡大によって今後も展開が広がっていくであろうサテライトショップの人員も、タイミーのアルバイトさんにお任せできそうです。

小川 丁度先日倉庫を見学させていただいた折、ミシンの工程でタイミーを活用いただけるのではないかと思いました。今後は同じ物流業界でも多様なお仕事の切り出しに積極的にチャレンジしていきたいと思っています。

高橋 物流関係では、ドライバーの問題が最も切実なようですね。また、自動化の流れも急速に進んでいます。当社でもRFIDを利用したり、AGVやAMRにも興味を持っています。

小川 ドライバーは免許の問題もあってなかなかハードルが高いですが、フォークリフト(経験者限定募集)やドライバー補助、引越作業要員等では大きな需要があると思っています。

―― 各社の今後の展望

高橋 少子高齢化が続く限り、今後も人材が豊富になることはまず考えられないので、いかに人材を有効に活用できるかが、企業の死活問題になるのではないかと思います。当社も働き方改革をしており、業務の見える化やコミュニケーションの充実等に努力しています。働き手が辞めない働きやすい職場づくりに今後とも努力していきたいと思っています。

小川 今後も進んでいくEC化に伴い、物流倉庫は各地に増えていくものと思われます。「人材確保はタイミーを利用すれば問題無し」と言っていただけるようなサービスを目指したいです。
あらゆる産業の人材戦略にタイミーが参画し新しい価値を提供できるように、今やるべきことをクリアにしていきつつ物流業界の皆様の期待に応えられるように着実な成長を遂げてまいります。

<タイミー小川社長(右)とシップスの高橋本部長>
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■プロフィール
タイミー 社長
小川 嶺(おがわ りょう)
1997年4月13日生まれ。高校生の時に起業に関心を持ち、リクルート/サイバーエージェントでのインターンを経験。2017年8月にアパレル関連事業の株式会社Recolleを立ち上げるも1年で事業転換を決意。2018年8月10日よりスキマバイトアプリ「タイミー」のサービスを開始。「一人一人の時間を豊かに」というビジョンのもと、様々な業種・職種で手軽に働くことができるプラットフォームを目指す。
(タイミーWebサイト)
https://timee.co.jp/business/?utm_source=newspaper&utm_medium=article&utm_campaign=lnews_202101

シップス 商品管理本部本部長
高橋 克巳(たかはし かつみ)
1964年1月2日生まれ。1987年にシップスへ入社。1989年より商品管理に配属。2008年アウトソーシング物流から現在の自社物流運営を構築。

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