鈴与シンワートが2月10日に発表した2021年3月期第3四半期決算の物流事業の売上高は23億6300万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は3億8400万円(97.6%増)だった。
物流事業の売上高は、倉庫事業が飲食業界が低調だった影響で、主に業務用食品などの扱いが減少。荷役作業を伴うスポット貨物の獲得を進めたが減収となった。
港運事業は、建材埠頭の既存荷主の取扱数量が増加したが、貨物の出荷が鈍化し減収。陸運事業は、年末に向けて小麦粉輸送の貨物量が持ち直したことに加え、セメント輸送も増加したことで増収となった。
営業利益は、倉庫事業が飲食業界が低調の影響で、作業・配送とも振るわずに減益。港運事業は、費用の抑制に取り組んだことで増益だった。陸運事業は、自社車両の稼働率の増加に加え、受託作業などを確保できた影響で増益となった。
鈴与シンワート/物流事業の売上高2.6%増、営業利益14.4%増