マルハニチロ物流は3月26日、名古屋市港区に建設していた「名古屋物流センター」が完成し、4月1日に稼働を開始すると発表した。
同センターは伊勢湾岸自動車道「名港中央IC」から1kmの立地で、主に冷凍食品など回転率の高い貨物を取り扱う。
約1万5000パレットを収納可能な全自動倉庫を導入し、物流品質の高度化・省人化を実現しているほか、タブレット端末を用いた入出荷システムやトラック呼出システムを導入し、業務の効率化を図っている。
また、自然冷媒(アンモニア、CO2)を用いた冷却設備や外防熱工法、全館LED照明の採用等によって環境負荷を軽減。BCPの観点では、大地震に備えて冷蔵庫棟に「プレキャスト・プレストレスト・コンクリート(PCaPC)免震構造」を採用、パレットの落下防止用ストッパーを設置するなど高い安全性を確保した。
■マルハニチロ物流 名古屋物流センターの概要
所在地:名古屋市港区空見町1-42
敷地面積:1万9931.48m2
建築面積:7928.99m2
設備能力:3万6967トン
着工:2019年7月
竣工:2021年3月25日
稼働開始:2021年4月1日
従業員数:50名
事業内容:冷凍食品を中心とした農畜産品等の保管、運送取扱、通関、流通加工事業
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