CECは8月19日、物流効率化ソリューション「LogiPull」に新機能「AGV 遠隔管理システム」を追加したと発表した。
「AGV遠隔管理システム」は、タブレット端末で利用できるAGVの遠隔指示アプリケーション。物流倉庫での荷物の搬送を無人化し、庫内作業のさらなる効率化を実現する。
タブレット端末を利用し、離れた場所からでも簡単にAGVへの移動指示ができる。バースで荷物の積み降ろしを行う作業員やフォークマンでも操作をしやすい直感的なUIを備えている。
また、ルート登録や複数台同時制御が可能なので、最小限の操作で AGV の呼出や行先指示が行える。
AGV 遠隔管理システムは、倉庫のレイアウトにあわせて自由に移動先を設定できる。また、タブレット端末の操作画面も倉庫の形状に合わせてカスタマイズが可能なので、利用者は直感的に移動指示、呼出指示が可能。さらに、1台のタブレット端末で複数のAGVを操作できるので、作業効率の向上が期待できる。
このAGV遠隔管理システムを、LogiPull バース管理と合わせて利用すると、トラックの呼出とAGVの自動呼出し、荷物の搬送が連動し、倉庫内での搬送業務を効率化できる。連携することで、入場ゲートでのトラックの誘導から、バースでの荷物の搬送まで、一連の作業を自動化することが可能となる。
今回の連携機能は、ZMPの無人搬送機CarriRoシリーズに対応。CarriRoシリーズには、パレット積載やかご車の牽引用も可能であるため、幅広いシーンで利用できる。今後マルチメーカー対応を随時行っていく予定だ。
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