T2と三菱地所は8月21日、国内で初めてとなる物流施設の建物内での自動運転トラック走行実証を、三菱地所グループの東京流通センターが所有する物流施設(東京都大田区)で7月に開始したと発表した。
<物流施設の建物内での自動運転トラック走行実証の様子>
両社は、2023年6月の資本業務提携以降、高速道路上だけでなく基幹物流施設内でも無人状態でのトラック運行を行うことでシームレスな輸送や省人化につながるとの考えのもと、レベル4自動運転トラックが建物内を走行可能な環境整備や技術開発に取り組んできており、その有効性を確かめるため実証を開始したもの。
三菱地所が全国主要都市圏への展開を計画する高速道路インターチェンジに直結した次世代基幹物流施設を、T2のレベル4自動運転トラックを運行する上での発着拠点に定め、技術的な難易度が高いとされる「建物内走行」を可能にすることで、基幹物流施設で荷物の積み下ろしを行うバースから別施設のバースまでの間の無人状態での輸送を目指す。
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