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東京都、東ト協/AIによる配送計画の最適化実証事業開始

2021年11月16日/IT・機器

東京都と東京都トラック協会は11月13日、貨物車からのCO2排出削減をさらに推進するため、「AIによる配送計画の最適化」技術を中小貨物運送事業者に導入し、効果を検証する実証事業を開始したと発表した。

<配送計画の最適化>
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配送計画の最適化の、配送計画とは貨物の配送順序やルート、時間、車両の選択などの計画を立てること。配送計画は、配車担当者の知識と経験が不可欠な作業。配車計画の本質は、「配送先というピースをいかに小さな枠の中に組み込むか」であり、ここにAIを導入することにより、AIが試行錯誤して効率の良い並べ方を自分で見つけることとなる。これを「配送計画の最適化」という。

この事業は、CO2削減に貢献する物流の効率化に向けた取組を行い、中小貨物運送事業者への将来的な普及を目指すもの。実証事業では、「東京都貨物輸送評価制度」の評価取得事業者に配送計画最適化ツール(アプリ)を導入し、エネルギー使用量の評価や事業者へのヒアリング等を実施することで、導入効果の検証を行う。

今回実証する事業者は、「食品、オフィス用品等の輸配送を担う貨物運送事業者等」「東京都貨物輸送評価制度の評価取得事業者の中から約20事業所で実証」。ツールは、クラウド型(AIアルゴリズムにより、日々の配車計画を自動作成。

実証期間は4か月程度(予定)で、新型コロナウイルス感染症拡大状況によって、実施時期・内容が変更となることがある。

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