SGシステムは6月1日、AIを活用したOCR(光学文字認識)プラットフォームサービス「Biz-AI×OCR」に、手書きの日本語を高精度に読み取れるAIモデルを搭載し、提供を開始したと発表した。
<手書き日本語AIモデルを追加>
「Biz-AI×OCR」の日本語AIモデルは、画像ノイズに強く、解像度の低い文字画像や枠線を含む文字も読み取り可能。手書きのひらがな、カナ、英数字のほか地名、建物、社名、氏名等の漢字および様々な活字フォントにも対応している。
また、自然言語処理を応用し、書き間違いや文字飛ばしによる住所の誤記載を自動補正するのも特徴で、AIによる手書き日本語入力業務の自動化率は91.40%、読み取り精度は99.49%となっている。
同社では、この手書き日本語AIモデルに加え、さらに高い自動化率や読み取り精度が必要な顧客や、特殊文字への対応が必要な顧客向けに、「AI学習サービス」を提供している。
「AI学習サービス」は、顧客が特に効率化したい帳票入力業務や業務特性に合わせてAIモデルの追加学習を行い、顧客独自のAIモデルによるサービスを提供するというもの。
SGシステムでは、2019年に佐川急便の配送伝票のサイズ・重量入力業務を自動化するAI-OCR(AIを活用した数字などを読み取るOCR技術)をフューチャーアーキテクトと共同開発。さらに、AIを活用したOCRプラットフォームサービス「Biz-AI×OCR」を開発し、2021年から展開している。
今後もSGシステムは、DX化を進める全ての顧客に対しAIを活用したサービスやさまざまなBPOサービスを提案し、業務の省力化、効率化につながる付加価値の提供に努めていくとしている。
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