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三菱重工ほか/AGF等連携自動ピッキングソリューション稼働

2022年08月31日/IT・機器

三菱重工業と三菱重工グループの三菱ロジスネクストは8月31日、AGF(無人フォークリフト)、AGV(無人搬送車)、パレタイザーが連携する自動ピッキングソリューションのシステム開発を完了し、9月1日から三菱重工が倉庫物流の顧客向けに提供を開始すると発表した。

<YHH で稼働を開始した実証施設「LogiQ X Labo」>
20220831mitsubishig1 520x352 - 三菱重工ほか/AGF等連携自動ピッキングソリューション稼働

<出庫からピッキングまでの様子>
20220831mitsubishig2 520x195 - 三菱重工ほか/AGF等連携自動ピッキングソリューション稼働

また、三菱重工が横浜・本牧で運営するものづくりの共創空間「Yokohama Hardtech Hub(YHH)」において、同ソリューションの実証施設「LogiQ X Labo(ロジックス・ラボ)」をこのほど稼働させた。10月からは顧客を対象とした同施設の見学をスタートし、倉庫物流の現場における自動化・省人化検討をサポートしていく。

自動ピッキングソリューションは、これまで作業者が考えながら効率的に行っていたピッキング作業を、三菱重工が研究開発を進める「ΣSynX(シグマシンクス)」によって自動化・知能化したソリューション。独自開発の最適化エンジンや統合制御システムによって、複数のAGF、AGV、パレタイザーを効率的に連携させて搬送・ピッキング回数を削減、ピッキング工程の最適化とスループット(処理能力)向上を実現する。多数の作業者が従事するピッキング作業の自動化・知能化を通じ、昨今の物流オペレーターの人手不足、重量物ピッキングといった重労働からの解放、ヒューマンエラーの削減に貢献する。

また同ソリューションは、床面工事などの大規模工事を必要としないAGFやAGVを採用していることから、現在主流となりつつあるマルチテナント型物流施設への導入や急な倉庫レイアウト変更にも対応できる。

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