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物流の未来が勢ぞろい/国際物流総合展2022過去最大規模で開催

2022年09月13日/IT・機器

国内最大級の物流・ロジスティクスの展示会「国際物流総合展2022 Logis-Tech Tokyo 2022」が9月13日、東京ビッグサイト(国際展示場)で開幕した。会期は16日までの4日間、10時~17時まで。初日の来場者数は1万22人(展示会場で来場者として登録された人数。会期中に「1登録」につき1回のみカウント)。

<会場となった東京ビッグサイト>
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<最新のハード・ソフトが集結>20220913buryuu2 520x347 - 物流の未来が勢ぞろい/国際物流総合展2022過去最大規模で開催

新型コロナウイルス感染症、EC市場の拡大、労働力不足問題、低炭素物流への転換など、物流業界において経営戦略の再構築が求められるなか、同展には“新常態”のロジスティクスを創出する新たな一歩として、最新の物流システム機器や情報システム、サービス等ハードとソフトが集結した。

<展示会場の様子>
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展示規模は、526社・団体/2597ブース(2022年9月2日時点)。国内外のロジスティクス関係者が一堂に会するアジア最大級、かつ過去最大規模の会場での開催となる。会場となった東京ビッグサイト(東展示場第1~8ホール)には、各社趣向を凝らしたブースがずらりと並ぶ。

<トヨタL&Fブース>
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トヨタL&Fでは、近年物流現場の課題となっている「安全」・「脱炭素」・「自動化」の3つをテーマに掲げ、製品を展示。トラック荷役対応自動運転フォークリフトや、トヨタFCEV「MIRAI」のFCセルを利用した第2世代FC(燃料電池)フォークリフトなど最新のフォークリフトを初公開した。

<第2世代FCフォークリフトを初公開>
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FCフォークリフトは、水素と酸素の化学反応から生成した電気を動力に使用し、優れた環境性能によりカーボンニュートラルに貢献する。同社は今年9月から、新開発のFCシステムを搭載した第2世代FCフォークリフトを発売、コスト低減と耐久性の向上を実現した。

<コマツの電動式フォークリフト>
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同じくフォークリフトでは、コマツが「電動式フォークリフトFE25/30-2」を出展。同製品は、走行モーター高出力化によりエンジン式に匹敵する走行性能、最低地上高と後輪タイヤ径アップにより、長時間稼働を実現し「高価なリチウムイオン電池で性能は3倍アップしたが、価格は2倍弱におさえた」とのこと。排出ガスゼロのためCO2削減、現場環境も大幅に改善されるという。

<MUJINの知能ロボット>
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<EXOTECの倉庫ロボティクス「SKYPOD」>
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<ブリヂストンは人工筋肉を使ったソフトロボティクスを展示>
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また、物流の自動化を促進するマテハン機器や物流資材、各種ロボットなども多く展示されており、見どころが満載。MUJINでは、知能ロボットによる自動順立て「混載ケース積み分け出荷ライン」を国内初公開。段ボールのトップメーカー・レンゴーと連携したEコマース向けの梱包ラインを実演し、注目を集めていた。

<主催者企画展示も行われた>
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このほか、今回の物流展では「2024年問題の対応に向けて~ホワイト物流推進ソリューション特別展~」と題した主催者企画展示も開催された。トラック輸送の生産性向上・物流の効率化と、トラックドライバーのより「ホワイト」な労働環境を実現する製品(トラック・ドローン)・サービス・ソリューションなどが展示され、情報発信を行った。

なお、今回もコロナ禍での開催となったことから、運営ガイドラインを設けるとともに、オンラインを活用した商談機会「バーチャル物流展」も、9月末まで提供されている。

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