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日本GLP/広島市で健康と生産性に配慮した物流施設竣工

2023年02月01日/物流施設

日本GLPは2月1日、広島市中区で延床面積約5万m2のマルチテナント型物流施設「GLP広島II」を竣工し、竣工式を実施したと発表した。

<GLP広島II>
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<広域図>
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<周辺図>
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「GLP広島II」は、日本GLPが広島県内で初めて新規開発したマルチテナント型物流施設。広島高速3号線「観音IC」と「吉島IC」から各2km、広島港から4kmと西日本全体の広域配送に対応可能で、広島電鉄6号線「江波駅」から1.5km、JR「広島駅」から7km、周辺には住宅地もあり、雇用確保の観点でも優位性を持った環境にある。

<庫内>
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<置き配バース>
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建屋は地上5階建て(1~4階が倉庫)で、最大4テナントが入居可能。幅広い荷物に対応できる汎用性の高い仕様で、高度なマテハン設備の導入をはじめとする倉庫の自動化に対応している。また、カスタマー企業の生産性向上のニーズに対応し、従業員が不在時でも荷物を積み降しできる置き配バースを整備したことで、トラック待機問題の解消と、輸送のコスト削減・効率化を促進。置き配バースは庫外からもテンキーで開錠でき、セキュリティも担保している。

<ナッジの考えに基づいたサインやデザインを採用した階段(上)とバランスウォーク廊下(下)>
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<メザニン付き休憩室>
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<テラス併設の休憩室>
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さらに、同施設ではナッジ(行動科学の知見の活用により、人々が自分自身にとってより良い選択を自発的にとれるように手助けする政策手法)の考え方に着目し、建築家で千葉大学予防医学センター特任准教授の原 裕介氏監修のもと、ナッジの考えに基づくサインや意匠デザインを庫内・共用部に取り入れ、施設で働く人の健康に配慮しながら生産性を高める快適な就業環境を整備。アメニティや内装にも快適性を追求し、メザニン付き休憩所やテラスを設置して空間の広がりを確保するなど、ウェルネスに配慮した施設によって入居企業の従業員確保をサポートする。

そのほか、環境配慮面では再生エネルギー100%達成を実現するため目標として、太陽光自家消費電力をテナントに無償還元することで電気代削減につなげ、補完としての再生可能エネルギーの購入と合わせて脱炭素社会の達成に取り組む。

■「GLP広島II」概要
所在地:広島市中区江波南2-1461-1
敷地面積:2万3106.75m2
延床面積:4万9792.47m2
構造:地上5階建て(1~4階が倉庫、4階と5階に休憩所を設置)、耐震造
着工:2022年1月
竣工:2023年1月
認証取得:CASBEE(新築)認証、LEED GOLD、ZEB Ready 認証、BELS 認証(予定)

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