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商船三井/ケミカル船事業のFCCを約4億米ドルで買収へ

2023年09月12日/SCM・経営

商船三井は9月12日、100%出資会社のMOL Chemical Tankers(MOLCT)とFairfield-Maxwellが、MOLCTによるFairfield-Maxwellのグループ会社Fairfield Chemical Carriers(FCC)の買収に基本合意したと発表した。

MOLCTはFCCの全株式を取得する。株式譲渡価格は約4億米ドルとなる見込み。

すでにMOLCT、Fairfield-Maxwell、商船三井の取締役会で買収を承認済で、株式譲渡契約に定められる諸条件に双方が合意次第、株式譲渡契約を締結する予定だ。株式の譲渡は、競争法上の関係当局による承認を条件に実行される。

<MOL Chemical Tankersのケミカル船「HODAKA GALAXY(ホダカ ギャラクシー)」>
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商船三井グループは経営計画「BLUE ACTION 2035」で、ケミカル船事業を市場の成長が期待できる事業領域とし、積極的に投資を実施していく方針で、MOLCTによるFCCの買収もその一環として進めているもの。

買収の実現により、MOLCTは運航する85隻のステンレス多タンクのケミカル船隊に、FCCが運航する36隻の船隊を統合することで、強みであるステンレス多タンクのケミカル船を活用した専門性の高い事業を強化することができる。

また、FCCが得意とし、今後成長が見込まれる地域での商圏の取り込みをはじめとした営業基盤のさらなる拡充が可能になるほか、FCCが築き上げてきたFairfieldブランドとその人財との共走・共創を通じて、MOLCTグループの安全、DX、人財、環境戦略を推進し、サステナビリティ課題への対応を加速させる。

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