鈴与シンワートは10月17日、自立の株式会社(自立の)が運営する知育玩具サブスクリプションサービス「ChaChaCha」の倉庫管理システム(WMS)導入支援・Salesforce改修支援を担当したと発表した。
<WMS導入・Salesforce改修支援前後の業務フロー図>
鈴与シンワートのWMS導入支援・Salesforce改修支援の導入効果として、まず事務作業面から見た効果(主にSalesforce改修について)を挙げている。それによると、「提案された際に、細かい要望をたくさん伝えたが、しっかりとヒアリングしてもらい、要望通りの改修となった。最も作業時間の短縮ができたのがおもちゃの交換作業。以前は、おもちゃ交換手続きの情報などが、発送情報と紐づけられておらず、データを最新情報に更新できていなかったため、おもちゃを選定する情報整理に1日1~3時間ほど、時間がかかっていた。しかし、交換作業に必要な情報を1画面にまとめることができたので、情報整理にかかる時間が限りなくゼロに近づき、大幅に作業時間を削減することができた」という。
また、WMS導入による物流倉庫内業務への効果については、「以前は、発送、梱包、おもちゃの選定、倉庫管理の作業は全て手書き・手作業で行っていた。しかし、今回WMSを導入したことにより、おもちゃに二次元コードを付与しハンディターミナルで読み取る方式に変更したため、おもちゃの選定と倉庫管理の作業がスムーズになった。梱包、発送の際も二次元コードで情報を一元管理し、発送伝票もまとめてではなく、1枚ずつ自動で出力できる仕様にした。顧客ごとに、おもちゃのピックアップ、梱包、発送ができるようになったため、伝票の貼り間違えなど人的ミスがなくなり、さらに作業効率も大幅に上がった。また、管理データの一元管理が可能となり、全てのおもちゃを数値化できるようになったことも大きなメリット。おもちゃ全体の在庫数や、人気のおもちゃなど、今まで経験や直感で把握していた情報を可視化でき、ベテラン従業員でなくても均一化された作業ができるようになった」としている。
なお、WMS導入・Salesforce改修を検討した背景には、1.物流センターの新設と再構築に伴い、本社と物流倉庫間の情報伝達手段を見直すこと、2.物流業務の一部をアナログからデジタルへシフトし、作業負荷を低減すること、3.Salesforceを改修し、事務作業工数削減を実現すること、の3つの課題解決を挙げている。
「自立の」が鈴与シンワートを採用した理由について、取引先に相談したところ、数社の企業を紹介され、その中から物流の実績・知見が豊富な鈴与シンワートを採用。また、紹介を受けた際に、手厚くサポートしてもらえる企業と評価が高かったのもポイントだった。WMS導入とSalesforce改修の検討を開始してから、1~2か月で採用を決定した。
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