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コクヨロジテム/物流革新へコンテスト、授賞者に実験場提供

2024年01月25日/3PL・物流企業

コクヨロジテムは1月25日、物流倉庫内の作業効率化に関するアイデアを募り、受賞団体に同社配送センターで実装実験する機会を提供する「実験場コンテスト」の授賞式を、同月21日に開催したと発表した。

<左から、最優秀賞を受賞したARAV 白久氏、流通経済大学 天野氏、流通経済大学 小川氏>
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式典には受賞団体の皆様や物流に関する研究者も来場し、応募があった数十のアイデアから、特に革新性・新規性に富んだアイデアについて表彰や講評を行った。

最優秀賞を受賞したのは、ARAVの「物流倉庫内におけるフォークリフト操作の自動化・遠隔操作化技術の開発企画」と、流通経済大学 流通情報学部 小川研究室・天野研究室の「センシングによる倉庫内従業員の“動き”の分析とそのフィードバックシステムの開発企画」の2団体。

ARAVのアイデアは、倉庫内荷役作業において省人化に繋がる自動化に加え、フォークリフトの遠隔操作化の実現を目指すもの。物流現場における働き方の選択肢を拡げることで、人材確保が難化する現状の突破口となることが期待される。

流通経済大学のアイデアは、従業員の動きを分析し、音・振動等によって従業員自身へ伝える新たなシステム構築を試みるもの。個々人にとってより良い業務環境の把握・構築により、物流現場のウェルビーイング向上に繋がることが期待される。

流通経済大学の矢野教授は、現在の物流業界の課題と目指すべき未来について「顧客からの要望や起こったことに対して、従業員の努力で対応しているのが物流業界の現状。今後はいかに先を読んだ提案をできるか、付加価値を提供できるかが非常に重要になってくる。今日受賞された様々なアイデアは、そういった先を読んだ物流、付加価値の提供、従業員の働きやすさ等に、色々な形で結びついていくものかと思っている」とコメントした。

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