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アルペン/愛知県稲沢市に西日本エリアのEC旗艦倉庫を開設

2024年02月14日/物流施設

アルペンは2月14日、愛知県稲沢市にEC物流の西日本方面への旗艦倉庫「中京フルフィルメントセンター(中京FC)」を2024年春に開設すると発表した。

<「中京フルフィルメントセンター」外観イメージ>
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中京FCの開設は、ECのサービスレベル向上を図るための同社による物流戦略の一環。愛知県に中京エリア初の自社EC専用倉庫を設けることで、西日本エリアへの配送リードタイム短縮を図る。

愛知県内には、同社のメイン拠点となるディストリビューションセンター(在庫型物流センター)が所在するため、千葉県にあるEC物流拠点「東日本フルフィルメントセンター(東日本FC)」よりも迅速に商品の供給や店舗向け在庫との共有が可能になり、取り扱いアイテムの拡大と在庫高のコントロールによって顧客ニーズへの柔軟な対応を実現する。

建物は、旗艦倉庫として延床面積約3万3000m2(約1万坪)の広さを確保することで、ささげ機能の一部であるEC商品の撮影スペースを拡張し、さまざまなカテゴリの商品の販売サイト登録を迅速に行い、今まで以上に強固で効率的な物流体制の構築を目指す。

<中京FCで導入するギークプラスの棚搬送ロボット>
20240214alpen1 - アルペン/愛知県稲沢市に西日本エリアのEC旗艦倉庫を開設

中京FCでは、ギークプラスの自動搬送ロボット「EVEシリーズ/P800R」を、東日本FCに続いて採用する。ロボットは29台体制で運用を開始し、ECビジネスの成長に応じて順次台数を拡張していく。ロボットが搬送する商品棚は高さを従来の1.2倍へと変更し、保管効率を向上させる。

現在、東日本FCでは「EVEシリーズ/P800R」が216台稼働しており、同拠点を開設した2018年比で生産性が4倍に向上、出荷リードタイムが2分の1に短縮している。アルペンでは、その生産性や保管効率の高さ、需要に合わせて流動的に倉庫内のレイアウトを変更できる点に加え、自社のオーダー特性に応じたロジックの変更・プログラミングの構築など、これまでの東日本FCでの実績から、中京FCでの「EVEシリーズ/P800R」の継続導入を決めた。

ギークプラスとは協業を一層強化し、ソリューションベンダーとして継続的な支援を受けながら、国内トップレベルの作業生産性とサービス向上を目指していく。

■「アルペン中京フルフィルメントセンター」概要
所在地:愛知県稲沢市堀之内町流1-1(丸徳産業 堀之内物流センター内)
延床面積:3万3604.90m2(1万165.48坪)
階数:地上3階建て
竣工:2024年2月14日

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