LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





日本出版販売/埼玉県新座市の新物流拠点にCXの一部機能統合

2024年03月22日/物流施設

日本出版販売(日販)は3月22日、グループ全体で取り組む「物流再編プログラム」の第一弾として、2024年10月に埼玉県新座市に開設する新拠点の名称を「N-Port新座」に決定したと発表した。

<N-Port新座>
20240322nippan 1 - 日本出版販売/埼玉県新座市の新物流拠点にCXの一部機能統合

また、拠点の開設にあたり、グループの物流拠点最適化を目的に、カルチュア・エクスペリエンス(CX)の一部物流拠点の機能を統合する。

「N-Port新座」は、自動倉庫「ラピュタASRS」の導入を発表した通り、ロボティクスの活用や新しい倉庫管理システムの導入などで高度化された物流システムの実現を目指す新拠点。

「N-Port新座」では、分散していたグループの物流拠点や機能の整理・統合による物流拠点最適化を目的に、CXの「厚木サテライト」と「西日本センター」の文具雑貨在庫出荷機能を統合する。これにより、グループとしての物流コスト削減を図るとともに、文具・雑貨商品の物流機能を効率化し、取引書店により一層のオールインワン物流の価値を提供していくとしている。

「N-Port新座」の特徴は、1.書店の売場展開に合わせた文具・雑貨商品などの出荷拠点を拡張し、保管・仕分・出荷などの物流機能を効率化する。 2.GTPなどのロボティクスを先行的に導入し、商品ピッキング作業の生産性を現状に比べて約3倍に向上させることを目標とする。同時に、作業者が歩く距離をできる限り少なくするなど作業者にかかる身体的な負担を軽減する。

また、3.今後、グループ共通となる新しい倉庫管理システムをこの拠点から導入する。これにより業務フローを標準化し、さまざまな状況に応じた物流サービスの提供を効率よく実現する。 4.半径3km圏内に日販グループの拠点が4つ集積し、延べ1万7000坪あまりの作業拠点が集中する。これにより拠点間輸送などの輸送距離が短縮されるとともに、繁閑に合わせた作業スペース、人員の融通などが可能になる。また近隣には出版社の倉庫も多く隣接しており、すでに将来的な物流連携の検討を開始している。

■新拠点「N-Port新座」概要
名称:N-Port新座(略称:NP新座)
所在地:埼玉県新座市中野1-13-20
延床面積:約2万5311m2(7670坪)
稼働予定:2024年10月より順次
主要業務:文具雑貨商品等の保管および仕分・出荷
出版社様からの物流受託事業の拡張
他社からの物流業務受託(3PL)

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース