日本GLPは10月24日、グループのピー・シー・エス(PCS)と連携し「GLP ALFALINK 流山8」の施設内において、10月22日・23日に「フォークリフト安全セミナー」を実施したと発表した。
セミナーは「GLP ALFALINK 流山2」ならびに「GLP ALFALINK流山8」の入居企業
を対象としており、フォークリフトのレンタル・販売を行うGLPグループのPCS社がこれまで培ったノウハウを活かし、フォークリフトに関わる安心・安全に対する講習を座学と実技に分けて行った。さらに、参加企業が日頃行っている事故防止への取り組みや教育プログラムも紹介し、「ALFALINK」に入居する企業同士が安全意識を高め合う時間も設けた。
セミナーには2日間で、山九、アバハウスインターナショナル、ナガセテクノサービス
、ビッグワン・コバヤシほか6社、計32名が参加した。
フォークリフトは物流現場のオペレーションに欠かせない存在であり、一貫パレチゼーションを推進する上でも重要な荷役機器。その反面、国内では例年20件ほどの死亡事故が発生しており、安全への取り組みや事故・災害防止教育の実施が求められている。しかしながら、実態としては個別企業が安全対策を実施するには研修のノウハウや場所、時間等が不足しており、安全対策が十分に推進できていない状況が散見される。
日本GLPは「ALFALINK」ブランドのコンセプトの軸である”Open Hub”に基づき、物流施設のデベロッパーとして安全への取り組みを強化するために今回の安全セミナーの実施に至ったもの。実技研修では、入居企業である山九よりスペースを提供してもらい、始業前点検のポイントに関する説明や、模擬コースを用いた乗務・操作指導を行った。
「ALFALINK」の”Open Hub”の理念が浸透し、入居企業との日頃からの密な連携があったからこそ、セミナーの実施が可能となった。このセミナーを皮切りに、今後は「GLP ALFALINK 流山2」および「GLP ALFALINK 流山8」以外の入居企業にも対象を拡大し、このような取り組みを継続的に行っていくとしている。
なお、セミナーに参加した企業からは「フォークリフトは物流現場ではもはやなくてはならない機械ではあるが、1つ間違えば大きな労働災害につながる怖い乗り物であるということを再認識した」、「日常業務に追われ、なかなか自社で安全教育の時間を設けられていなかったが、今回、日本GLPとPCSの協力のもと、施設側で安全意識を高める機会を設けてくれたので助かった」といった声が聞かれた。
日本GLPの帖佐 義之社長は、「『ALFALINK』ではこれまでも施設で交通安全教室の開催や安全への啓蒙活動、Safety Mapの作成などを行ってきたが、施設全体での安全・安心の取り組みを加速すべく、GLPのグループ企業であるPCS、そしてテナント企業とともに協働でフォークリフト安全セミナーを開催できたことは、大変意義が大きいと考える。今後も先進的物流施設の運営・開発を通して更なるサービス拡大・向上に取り組み、『物流業界の応援団』として業界の一層の発展への寄与と、持続的な事業発展をサポートする安全・安心への取り組みの推進を目指す」と述べている。
日本GLP/約900人参加、GLP ALFALINK 茨木 街びらきイベント開催