資源エネルギー庁が10月31日に発表した9月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1157万kl（前年同月比7.0％減）となった。
＜原油輸入量と中東依存度の推移＞
輸入先国は、量が多い順にアラブ首長国連邦（497万kl、2.7％増）、サウジアラビア（444万kl、3.6％減）、クウェート（67万kl、50.1％減）、アメリカ合衆国（61万kl、802.0％増）、カタール（51万kl、38.0％減）となっている。
中東依存度は92.7％で、前年同月と比べ3.3ポイント減と3か月ぶりに前年を下回った。
燃料油の生産は1066万kl（10.0％減）と4か月連続で前年を下回った。油種別にみると、ジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、A重油およびB・C重油は前年同月を下回った。
燃料油の在庫は988万kl（1.6％減）と2カ月連続で前年を下回った。油種別にみると、ナフサと軽油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ジェット燃料油、灯油、A重油およびB・C重油は前年同月を下回った。
石油統計速報／8月の原油輸入量9.5％減、中東依存度は94.8％
