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プロロジス/複数企業と賃貸契約で75%内定 岩手県のマルチ型物流施設

2025年02月10日/物流施設

プロロジスは2月10日、岩手県矢巾町のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク盛岡」について、共同物流サービスと賃貸契約を締結、他の企業も含め賃貸面積の約75%で内定が決まったと発表した。

<プロロジスパーク盛岡:外観図>
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共同物流サービスとは約2万6000m2の賃貸契約を締結。

同時期にロジスティード北日本、梱包資材メーカーのカネパッケージ(プロロジスとの賃貸契約は初)とも賃貸契約を締結したことで、賃貸面積の約75%に複数企業の入居が内定した。

残り25%については、引き続き現在も入居企業を募集している。

<共同物流サービスの利用イメージ>
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共同物流サービスは、食品スーパーやホームセンターの物流拠点を管理・運営する物流企業で、プロロジスとの賃貸契約は今回が初となる。

同社は「プロロジスパーク盛岡」でスーパーマーケットのユニバース、ベルジョイスが利用する、食品保管・配送センターの運営を手がける。

元々、ユニバースは八戸の物流拠点から岩手県方面の店舗へ、ベルジョイスは岩手県内の複数物流拠点から八戸方面の店舗へと、それぞれがグローサリー商品を配送していたが、物流の2024年問題に起因する輸送能力不足の対策でこれらの拠点を集約することとなった。

今後は、2社の商品配送を青森県八戸市の物流施設と「プロロジスパーク盛岡」の2拠点から行い、更なる物流の効率化を進める。

物流施設の選定にあたっては、東北エリア全域を行き来しやすいアクセス環境、大型マテハンや自動倉庫といった物流オペレーションに対応可能な施設のクオリティを評価した。物流業務は2026年秋より開始する予定。

<「プロロジスパーク盛岡」カフェテリア>
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「プロロジスパーク盛岡」は、地上3階建て、延床面積は約10万m2と、東北エリアの物流不動産市場において最大規模の物流施設。

上り下り専用のスロープを設け、各階のトラックバースに45フィートコンテナセミトレーラーがアクセス可能な仕様となっている。

北東北エリアには大型の賃貸用物流施設が少なく、なかでもスロープを備え各階アクセスが可能な最新鋭の物流施設は岩手県内では初となる。

「プロロジスパーク盛岡」は、東北縦貫自動車「盛岡南IC」から約4.7km(約8分)、県道13号からも約1.5kmと至近に位置し、3時間以内に南は仙台、北は本州最北まで到達可能。

青森・秋田・岩手の東北三県をはじめ東北地方広域への配送に最適な立地であり、「物流の2024年問題」にも対応可能な拠点として注目されている。

施設には十分な寒冷地対策を施し、従業員の快適性のため、コンビニエンスストアや無料Wi-Fiを設けたカフェテリアを備えている。

■施設概要
所在地:岩手県紫波郡矢巾町大字広宮沢
敷地面積:7万3713.12m2(2万2298.22坪)
延床面積:9万9604.61m2(3万130.39坪)
階数:地上3階建て
着工:2022年3月
竣工:2023年11月

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