セイノーホールディングスが2月12日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高5416億8400万円(前年同期比11.3%増)、営業利益247億1300万円(20.2%増)、経常利益249億7800万円(14.0%増)、親会社に帰属する四半期純利益141億9200万円(7.8%増)となった。
セグメント別では、輸送事業の売上高は4031億7200万円(13.0%増)、営業利益は167億9600万円(24.1%増)となった。
輸送事業は、ロードマップ2028のもと、主力である特積み輸送と共に、ロジスティクス及び貸切輸送の拡大に努めたほか、優位性が異なる同業他社との連携や非効率な地域を補完し合うオープン・パブリック・プラットフォーム(O.P.P.)を通じて、他社との協業を推進しつつ長期的かつ継続的な輸送品質の保持にも努めてきた。
中核会社である西濃運輸では、長距離・高重量帯に強みを持つ混載輸送の継続的かつ安定的な提供に加え、貸切やメガエキス、ハコベルなど多種多様な集配力の提供により顧客の利便性の向上に貢献することで、取扱貨物量の確保に努めた。
同時に、2024年問題に対応した届出運賃の適用やkg単価・物量相関データ活用による適正運賃収受に継続的に取り組んできた。また、ロジスティクスにおいては、10月よりグループインしたMDロジスとの協業を進めてきた。
通期は、売上高7313億400万円(13.8%増)、営業利益331億7500万円(41.8%増)、経常利益339億3900万円(38.5%増)、親会社に帰属する当期純利益197億700万円(35.3%増)を見込んでいる。
ニッコンHD 決算/4~12月の売上高11.1%増、営業利益12.8%増