ゼネテックは3月28日、3Dシミュレーションソフト「FlexSim」を使ったデジタル空間上での倉庫モデル構築に加え、ロジスティードとの協業により、要件定義から現状再現、改善施策の立案まで一気通貫で行うエンジニアリングソリューションを提供開始したと発表した。
これまで物流の業務効率化や生産性向上につながる提案をしてきたが、協業を通じ、「FlexSim」によるモデル構築の前後プロセスへ、対応幅を広げる。
エンジニアリングソリューションでは、倉庫のレイアウト、物量、生産性などの統計情報を基に、設備や人の動きをデジタル空間に再現。オペレーションのボトルネックを可視化し、デジタル空間上で改善施策の効果を定量的に測定する。
これを活用しロジスティードは、顧客にとって最適な倉庫運営の設計と改善活動を支援する。
協業の背景には、2024年問題を受け、ドライバーの荷待ち時間削減、トラック積載率の向上、ロボットや自動倉庫などを取り入れたオペレーションの構築などが課題となっていることがある。
全体最適化には多額の費用とリソースが必要となるため、3Dシミュレーションを活用することで、より手軽に改善を支援したい考え。
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