鈴与は4月3日、現地法人であるSuzuyo Distribution Center (Thailand) Ltd. (スズヨDCタイランド)が、この4月に新しいレムチャバン危険品倉庫の稼働を開始し、4月中に現在の倉庫からの移転作業を完了する予定だと発表した。
新倉庫は現レムチャバン危険品倉庫と同じ敷地内(チョンブリ州シラチャ郡ネクスジェン開発団地内)に建設されており、タイ最大の港であるレムチャバン港の近くに位置している。
近年、タイ国内では電気自動車の普及と生産拡大が急速に進んでおり、スズヨDCタイランドでは、従来から取り扱いのある化学品や塗料に加え、バッテリーを含めた電気自動車関連分野の取り扱いを拡大する見込みだ。
今回の倉庫移転により、倉庫スペースは現在の3200m2から7500m2へと約2.3倍に拡大し、さまざまな顧客のニーズに対応できる環境を整える。
なお、スズヨDCタイランドは2005年の創業以来、レムチャバン危険品倉庫をはじめ、バンプリやウェルグローの自社拠点なども構え、日系企業の顧客を中心に物流サービスを提供してきた。
スズヨDCタイランドの強みは、ISO認証を取得し、危険品倉庫、フリーゾーン倉庫を所有。危険品、食品および工業規格品の「輸入」・「保管」ライセンスの申請代行も可能だ。24時間オペレーション対応可能で、日本基準の安全品質管理とサービスを提供している。自社による一貫手配で輸出入通関~保管~運送が可能。国内15拠点、8万m2超の倉庫を展開している。
■概要
名称:レムチャバン危険品倉庫
所在地:136/103 Moo11,Tambol Nongkham, Sriracha, Chonburi, 20230, Thailand
倉庫延床面積:7500m2
稼働開始:2025年4月
倉庫機能:防爆仕様、スプリンクラー設置など危険品保管要件に適合
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