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2024年問題/人手不足は常態化、採用に力を入れる物流事業者が増加

2025年04月03日/調査・統計

物流事業者向けSaaS・プラットフォーム「ロジポケ」を提供するX Mileは4月2日、物流経営者220名を対象に「2024年問題」の実態調査を実施、結果を公開した。

<2024年問題を実感している運送会社の割合>
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それによると、2024年問題を実感している運送会社は全体の約7割で、過去の同時期と比較すると減少していた。早期に対応した企業も多い一方で、影響がまだ続いていることが伺える。

また、人手不足対策は58.6%でとどまり、前回の63.4%よりも減少する結果に。対策はなかなか進まず、鈍化の兆しが見える。さらに対策に際しての課題として高齢化問題も浮上してきており、「社内人材の高齢化により変化が進まない」という回答が昨年の17.6%から24.0%に増加していた。

一方で、採用施策の強化は進む傾向があり、「採用人事の選任」「説明会の開催」など、体制の見直しに取り組む企業が増えている。

DX化を進めている業務のうち、割合が最も高かったのは「請求書発行(25.9%)」で、「点呼記録簿・アルコールチェック記録」「経費・コスト管理」がこれに続いた。しかし、「特に導入しているものはない(35.0%)」も依然として多く、DX化に未着手の企業も多数見られる結果となった。

■調査概要
・調査期間:2025年2月12日~2月20日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:全国の20~70代の男女で運送会社の役員以上の220名

■データの詳細
【物流経営者220名に聞いた、「2024年問題」実態調査(最新版)】

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