将来宇宙輸送システム(ISC)は7月9日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究として、「水平着陸式宇宙輸送システムにおける軽量機体の設計・製造の研究」を開始したと発表した。
同社は宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業。
今回の共同研究では、ISCが構想する水平着陸式宇宙輸送システムをベースに、JAXAが有する有翼宇宙機の設計解析技術を活用し、軽量機体の設計・製造技術の具現化を目指す。
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同社はこれまでもJAXAと共同研究を進めており、2040年代を目標に、地球周回軌道(高度400km程度)に10トンのペイロード投入能力、50名程度の人員や物資を輸送する能力を有するSSTO(単段式宇宙往還機)の実現を目指している。
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