アイフォーカスは7月10日、再配達削減のための次世代型スマート置き配ボックスの開発に着手したと発表した。
製品名「置きスマBOX」は、非対面での置き配が可能な設計で、専用アプリからリアルタイムで荷物の追跡・状態管理が可能。利用後のボックス回収運用にも配慮した、折り畳み式の循環型スマート置き配ボックスだ。
アプリ連携によるワンタイム認証施錠により、盗難や誤配による開封を防止するほか、GPSによるボックス位置のリアルタイム追跡、破損・盗難時のアラート機能などが特徴。
冷蔵・冷凍対応モデルや大型荷物対応モデルも、今後の開発を視野に入れており、多様な製品開発を進めていく。
また、置き配ボックス運用における「利用後の回収問題」にも対応するため、回収スキームの構想も行っている。
配送業者が次回配送時にボックスを回収できるよう、配送ルートと連動したボックス回収ループを構築。ボックス返却によるポイント付与などの返却インセンティブ制度の実装でユーザーに返却を促し、アプリを通じたユーザーからの返却依頼システムでサイクルを回しやすくする狙いだ。
将来的には回収用ステーションやロボット連携も視野に入れるとしている。
なお現在同社は、製品とサービス展開を共に推進する共創パートナーを、多種多様な業種で募集中だ。
今後もアイフォーカスは、「再配達ゼロ社会」「置き配BOXインフラ」「持続可能な物流環境」の実現に向け、環境対応とテクノロジーを融合した製品開発を継続していくとしている。
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