オンザリンクスは9月18日、生成AIとローコード開発に対応した製造業向け倉庫管理システム(WMS)「INTER-STOCK(インターストック)」を提供開始したと発表した。
INTER-STOCKは、従来はコードを書く必要があったシステム開発をドラッグ&ドロップの直感的操作で行え、システムをカスタマイズできるのが特徴。
生成AIにも対応しており、例えば「先月の出荷実績を倉庫別&商品別に抽出して」と指示するだけで、複雑なデータベース操作を自動実行。欲しい情報をすぐに取り出せるという。
また業務パッケージでありながらユーザーにソースを完全公開し、透明性を担保。自社でシステムを管理・運用できる内製化支援サービスも行っている。
これまで製造業の物流DXでは、システムのカスタマイズに膨大な時間とコストがかかっており、現場改善が進まないという課題があった。
INTER-STOCKの導入効果として、同社によると中堅製造業(従業員数500名規模)において、システム改修費用が年間800万円から280万円に削減。新機能開発期間は平均3か月から平均7日に短縮、現場での改善アイデア実装率は10%から85%に向上しているという。
