資源エネルギー庁が3月31日に発表した2月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1070万kl（前年同月比5.1％減）と前年を下回った。
＜原油輸入量と中東依存度の推移＞
輸入先国は、量が多い順にサウジアラビア（491万kl、14.3％増）、アラブ首長国連邦（411万kl、17.3％減）、クウェート（61万kl、25.4％減）、カタール（48万kl、22.9％減）、オマーン（24万kl、60.4％増）となっている。
中東依存度は97.3％で、前年同月に比べ0.6ポイント増と5か月連続で前年を上回った。
燃料油の生産は1044万kl（10.2％減）と9か月連続で前年を下回った。油種別にみると、ジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、A重油およびB・C重油は下回った。
燃料油の在庫は857万kl（1.0％減）と4か月ぶりに前年を下回った。油種別にみると、ナフサ、ジェット燃料油およびB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、灯油、軽油およびA重油は下回った。
石油統計速報／10月の原油輸入量7.2％減、中東依存度は97.8％
