三井物産グローバルロジスティクス(MGL)は、Shippioが提供する国際物流業向け業務クラウド「Shippio Works(シッピオ ワークス)」導入により月間で最大150時間の工数削減を実現するなど、貿易DX推進の取り組みが評価され「第1回 Shippio Advanced Award」を受賞した。
<Shippio Advanced Award表彰式の様子>
三井物産グループの総合物流企業として、専門性の高い貨物輸送を手がけるMGLでは、1回の輸送で進捗(しんちょく)確認、船の遅延状況共有、書類授受などで10回以上のメール連絡が発生することも珍しくなく、コミュニケーションの非効率性が深刻な課題となっていた。
自社独自システムの開発はコストやスケジュールの観点で現実的ではない中、貿易業務を網羅する総合的な機能性や、どんな世代でも直感的に使える画面デザインで現場・パートナー企業にもスムーズに導入できるなどの特長を持つ「Shippio Works」を導入した。
MGLの担当者は、「チャット機能と本船動静機能(船に積載された貨物の輸送スケジュール)は画期的で、導入以降は工数削減やミス・もれのない業務進行ができるようになり、創出された時間で顧客への付加価値提案に充てられるようになった」とコメントしている。
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