Shippio(シッピオ)は2月12日、関西総合システムが提供するフォワーダー向けシステム「Forwarder-PRO」との連携を開始したと発表した。
連携により、「Forwarder-PRO」システム内に「Shippio Works」のデータ連携フォーマットが搭載された。Forwarder-PROを利用している国際物流事業者は、基幹業務から社内外の業務コミュニケーションまでをスムーズに管理できるようになる。
これにより、業界で長年課題とされてきたメール、Excel、ヒト(実務担当者) の煩雑な情報伝達の手間を大幅に削減し、壮大な伝言ゲームを解消していく。
「Forwarder-PRO」システム内にShippio Worksのデータ連携フォーマットを搭載することで、「Forwarder-PRO」に登録された受発注案件(船積み案件)をワンクリックでShippio Worksにアップロードできるようになった。
これにより、国際物流事業者の基幹業務は「Forwarder-PRO」、荷主向けの業務コミュニケーションの情報提供は「Shippio Works」と一元管理し、よりスムーズな国際物流サービスの提供が可能になる。
今回のデータ連携フォーマット搭載を皮切りに、両社は今後も国際物流に携わる企業がより利便性高く、業務を効率化できるよう、将来的にはAPI連携も視野に入れ連携を強めていく。Shippioは今後も他システムとの連携を強化し、貿易業務をシームレスに一気通貫で管理できる体制を構築していくとしている。
なお、2024年9月よりShippioが提供を開始している「Shippio Works」は、国際物流事業者と荷主企業の間でやり取りされる情報の流れを一元化し、コミュニケーションを効率化するプラットフォーム。
「Shippio Works」は必要な情報をクラウド上に集約し、簡素に共有・連絡できる機能を搭載している。また契約企業のみならず、招待された社外の関係者(荷主企業、外部パートナー)も同じ情報・状況をシームレスに把握できる環境を提供している。
関西総合システムが提供する「Forwarder-PRO」は、国際物流事業者の基幹業務に必要な機能を網羅したクラウドシステム。輸出入に関わる見積、手配、実績管理、請求管理等に加えNACCS連携などあらゆる貿易・物流における複雑な業務プロセスを網羅し、業界に特化したシステムを提供している。40年以上の長きにわたる業務ノウハウを凝縮し、業種特有の課題解決を実現する。
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