トレードワルツは8月18日、米国のTrade Techと⽇⽶間AEO事業者の貿易⼿続き電⼦化・円滑化を⽬指す「GRACE(Global Reliable Authorized Commerce Express)」プロジェクト推進に関する基本合意書を締結したと発表した。
<基本合意書の締結後に握手するトレードワルツの久保岡宏之執行役員(左)と、Trade TechのBryn E.Heimbeck社長(右)>
AEO制度は、⼀定のセキュリティ管理とコンプライアンス体制を備えた貿易事業者を税関が認定し、通関⼿続きの簡素化や迅速化などのメリットを付与するもので、⽇本と⽶国はAEO制度の相互承認(MRA)を締結しており、両国間の信頼に基づく貿易円滑化が進められている。
基本合意書では、両社のプラットフォームの相互接続に向けた検討開始を確認しており、相互接続によりMRAの効果を引き上げるシステムを構築するとともに、⽇⽶間の輸出⼊者間で必要とされる貿易関連書類のデータを即時かつシームレスに共有することが可能となる。
また、税関⼿続きに要する時間が短縮され、船舶の到着前でも貨物の通関をより⼀層スムーズに⾏うことが可能になり、貨物のリードタイム削減や物流コストの最適化、サプライチェーン全体の効率化につながる。
トレードワルツ/総合物流業者で構成される業界横断型の「物流WG」発足