ANAは11月15日、日本の航空会社として初めて、国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品輸送での国際品質認証であるCEIVファーマ認証を取得したと発表した。
ANAは国際航空貨物拠点である成田空港で、医薬品輸送に関わる人員体制、訓練、品質管理、ハンドリングマニュアル等の見直しを実施した。
これまで以上に高い安全性・効率性・透明性を持った高品質なサービスの提供が行われていることを認められ、日本の航空会社として初めてCEIVファーマ認証を取得した。
ANAでは医薬品輸送品質の強化を進め、昨年秋より安定した温度管理が必要な貨物の輸送に適した輸送手段である「PRIO IB Fixed Temp.」の提供も開始している。
IATAでは、航空輸送に携わる企業や団体による医薬品の適正な取り扱いの支援を目的として、約250の監査項目をクリアすることで取得できるCEIVファーマ認証を策定し、取り扱いや輸送中の温度変化等の環境要因に起因する製品の品質保証を目指している。
CEIVファーマ認証は、欧州連合や世界保健機関(WHO)が定めるGDPガイドライン(適正物流基準*2)等の国際基準を満たし、特に航空輸送に関わる品質保証を認証するもの。
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