NTTロジスコは5月20日、ジンマー・バイオメット合同会社が「24時間緊急配送サービス」と「医療機器共同配送サービス メディカルライナー」を導入した事例を公開した。
ジンマー・バイオメット合同会社は、米国に本社を持つ筋骨格系ヘルスケアのリーディングカンパニー、ジンマー・バイオメット社の日本法人。
神奈川県の平塚市に関東エリアの物流センターがあり、アメリカ、オランダなどから製品を輸入し日本国内で品質検査した後、法定表示ラベルやRFIDタグを貼付し製品を保管。約800社の医療機器ディーラーから注文を受け、ディーラー経由で約3500の医療機関へ製品を出荷している。
緊急手術など患者の健康にかかわる製品を扱うため、正確で迅速な物流体制が重要だが、2016年にジンマー社とバイオメット社が合併したことで緊急倉庫は両社合わせ16拠点に上り、出荷作業が倉庫によりバラバラなど、運用が複雑になってしまっていた。
また物流の2024年問題を受け、当初利用していた宅配事業者の共同配送サービスでは集荷時間が前倒しされ、当日出荷の運用が難しくなるなどの課題も生じていた。
NTTロジスコの「24時間緊急配送サービス」は、24時間365日、日本全国の拠点から必要な物を・必要な時に・必要な場所に・必要なだけ迅速に届けるサービス。
また「メディカルライナー」は、教育訓練を受けた専門ドライバーが複数の医療機器メーカーの製品を共同配送する専用のルート便。
これらを導入することで、全国の拠点で統一された運用や、物流・販売管理コストの削減ができ、柔軟な集荷・納品時間対応、輸配送の品質改善を実現したという。
■導入事例
https://www.nttlogisco.com/case/zimmerbiomet/
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