日本郵船グループは7月21日、横浜港で開催された「海洋都市横浜うみ博2019」の中で、巨大自動車専用船の見学会とタグボートの体験乗船会を開催した。
会場には家族連れなど1700名が来場した。
<大さん橋に着さんするARIES LEADER>

<ランプウェイ(貨物の出入り口)を登る親子>

<操舵室で現役船長による海図講座>

<機関室で船の心臓部の大きさを体感>

<プロの船積みワザを見学>

積載可能台数7000台の自動車専用船「ARIES LEADER(アリエス リーダー)」の見学会では、現役船長による操舵室の説明や、機関室でのエンジンについての解説、貨物室での熟練ドライバーによる荷役(自動車の積み付け)のデモンストレーションを披露した。
また、自動車をフロアに固定する作業(ラッシング)やエンジン模型の分解・組み立ての体験のほか、さまざまな船の紹介パネル、膨張式救命いかだ、日本郵船歴史博物館が所蔵する船の模型や戦前の船員制服などの展示も行った。
<右からタグボートの「魁」と「翼」>

<冷えたコンテナ内で涼む来場者>

タグボート体験乗船会では、抽選で選ばれた50名が日本初のLNG燃料船「魁(さきがけ)」とハイブリッド推進システム搭載のエコタグ「翼(つばさ)」いずれかに乗船し、横浜港内のショートクルーズを楽しんだ。
一方、岸壁ではオーシャン ネットワーク エクスプレス(ONE)ジャパンが、コンテナ内の冷却環境を体感できるリーファーコンテナ(冷凍・冷蔵貨物の輸送に使用される特殊コンテナ)の見学会を開催。
そのほか、今年はVR体験コーナーやスタンプラリー、写真撮影フレームを用意するなど、子どもたちをはじめとする多くの来場者が楽しめるよう趣向を凝らした。
海洋都市横浜うみ博2019は、海洋に関する企業・団体が設立した「海洋都市横浜うみ協議会」が、子どもから大人まで多彩な海の魅力を体感してもらうために横浜港で主催するイベントで、今年で4年目の開催。 7月20・21日の2日間で2万3000人の来場があった。