SCM共同ネット研究会会員のAPTは4月8日、東日本大震災で被災した「自動倉庫」の診断を無料で行う、と発表した。
APTの事業は、自動倉庫、在庫管理システム(WMS)をサービスにしており、全メーカーの自動倉庫に対し、修理などを行うことができる。
被災地の倉庫では、地震や津波により自動倉庫が利用できなくなっているものが多くある。メーカーやメンテナンス会社に修理依頼が殺到し、対応ができず、倉庫によっては、物流機能を取り戻すために、庫内作業を人海戦術に頼っているところもある状況だ。また、古い自動倉庫は、部品がなく、修理できないという現象も起こっている。
同社では、無料診断を行い、稼働させるために必要な修理を提案する。修理に必要なメーカーの部品を調達するだけでなく、部品がすでにない自動倉庫でも、代替部品を用意することができる。
同社が無料で行うのは、自動倉庫の診断のみとなる。修理は別途費用が発生する。
APT、ストラソルアーキテクト/CLO(物流統括責任者)支援サービス開始