宇部興産とザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(以下:ダウ)は7月6日、リチウムイオン二次電池向け電解液の製造販売等を行う合弁会社を設立すると発表した。
宇部興産は、リチウムイオン二次電池向け電解液の需要増加に対応するためには、グローバルな生産・販売体制を早急に構築することが不可欠であると判断。
世界トップクラスのグローバル化学メーカーであるダウの生産・販売・研究開発体制や知的財産の管理手法などを活用するため、ダウとの折半出資により合弁会社を設立するもの。
合弁会社は今後順次、米国・中国・欧州に電解液の製造設備を有する子会社を設立する予定。宇部興産は、電解液の技術を合弁会社にライセンス供与する。また、宇部興産とダウは、合弁会社に対し、工場の新設・運営、原料供給、技術営業、要員派遣、間接部門業務などの支援を行う。
なお、宇部興産とダウは両社の合弁契約の条件等、内容詳細は公表しないとしている。
■合弁会社の概要
社名:Advanced Electrolyte Technologies LLC
(アドバンスド・エレクトロライト・テクノロジーズ)
所在地:米国ミシガン州
代表者:宇部興産から派遣
設立:設立の認可が取れ次第ただちに
出資比率:宇部興産の米国子会社50%、ダウ50%
伊藤忠ロジスティクス/米墨輸送ブローカーのBCS LOGISTICS LLCに出資