日産自動車/物流分野のCO2排出量、9.3%減

2013年06月24日 

日産自動車は6月24日、サステナビリティレポート2013を公表した。

<物流からのCO2排出量(グローバル)>

レポートによると、2012年度の物流分野のCO2排出量は1490ktで、前年度比9.3%減となった。

2000年から自社手配のトラックがサプライヤーを回り、必要な部品を引き取る「引取輸送方式」を、海外を含む多くの生産工場で広く採用し、グローバルに効率化を推進している。

サプライヤーと共同で納入頻度の適正化や輸送ルートの最適化、梱包仕様(荷姿)の改善に取り組み、積載率の向上とトラック台数の削減を進めている。

点数が多く、多種多様な材質・形状をしている自動車部品の荷姿の工夫にも力を入れ、「物流サイマル活動」として、新車の設計開発段階から輸送効率を考慮した部品設計に取り組み、クルマ1台当たりの部品調達荷量を削減している。

荷姿設計エンジニアのコンピテンシー(業務上で優秀な成果を上げるための行動特性)を把握し、独自開発した教育プログラムをグローバルに適用することで、荷姿エンジニアの育成を行っている。

コンテナ輸送も、従来より寸法が大きいコンテナの採用や、シミュレーションソフトを使ったコンテナ内の無駄なスペースの削減などを常に行い、サービス部品の輸送では、2010年に89.6%だったコンテナ充填率が2011年に93.8%にまで向上している。

モーダルシフトも、日本での完成車輸送は、約70%を海上輸送で行い、関東地区から日産自動車九州の工場への部品輸送はほぼ全量を鉄道や船舶で行っている。

海外拠点では、それぞれの地理的特性を生かした輸送手段を選択しているが、輸送先に応じて鉄道や船舶を使い、従来のトラック輸送からの切り替えを推進しており、中国では国内向け完成車輸送に船舶と鉄道を利用する比率を高めている。

2013年1月には4隻目の省エネ船となる日清丸を導入し、太陽光パネル、電子制御ディーゼル船舶エンジン、LED照明などを採用により、従来の同型船舶比で年間最大約4,200トンのCO2排出量削減を計画している。

最新ニュース

物流用語集