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東京都/広域的な交通・物流ネットワーク形成目指す

2014年12月27日/生産

東京都は12月25日、「世界一の都市・東京」の実現を目指し、「東京都長期ビジョン」を策定し発表した。

<首都圏広域交通ネットワーク>
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<都内の幹線道路ネットワーク>
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<東京港の再構築>
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<2020年までのロードマップ>
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基本目標を「史上最高のオリンピック・パラリンピックの実現」と「課題を解決し、将来にわたる東京の持続的発展の実現」の2つとし、都市戦略を8つに分けて解説している。

8つの都市戦略の内、「高度に発達した利用者本位の都市インフラを備えた都市の実現」では、政策指針5として「陸・海・空の広域的な交通・物流ネットワークの形成」を挙げている。

2020年までにオリンピック・パラリンピック関連道路の整備として、環状2号線、首都高速晴海線(豊洲~晴美間等)の開通を目指す。また、三環状道路の整備として、中央環状線は2014年度に全線開通、外環道(関越道~東名高速間)は2020年までに開通、圏央道は2020年までに約9割開通を目指す。

中央道の渋滞対策は調布付近を2020年までに完了。幹線道路ネットワークの形成では、国道357号で2018年度までに東京港トンネルの開通を目指す。

東京港の再構築では、外貿コンテナふ頭の整備として、2018年度までに中央防波堤外側に3バースを完了。臨界道路南北線と接続道路の整備は、2020年までに完了するとしている。

また、10年後(2024年)までには、区部環状・放射道路、多摩南北道路をおおむね完成、多摩東西道路を約8割完成へ、連続立体交差事業では446か所(累計)の踏切を除却する。

東京港の再構築、外貿コンテナふ頭の整備では、2025年度までに610万TEUに対応し、中央防波堤外側などに7バースを完了する。内貿ふ頭(ユニットロードふ頭)整備では2025年度に10バースを完了する。東京港内のコンテナ車両の渋滞は2024年度中に解消を目指す。

首都圏の空港機能強化では、年間発着枠を2030年代までに空港容量のさらなる拡大を目指すとしている。

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