日本郵船は11月27日、中国の上海海事大学と大連海事大学の学生計76人に奨学金を贈ることを決め、授与式が両校で行われたと発表した。
<写真前列左から3番目:大連海事大学 単紅軍副校長、同4番目:経営委員・磯田裕治中国総代表>
上海海事大学での授与式は11月18日に行われ、36人の生徒に「国際的な視野を持ち、社会的責任と知性ある若者に成長するように」との願いを込めて奨学金が授与された。式典には日本郵船から経営委員・中国総代表の磯田裕治、大学からは金永興(Jin Yongxing)党委書記らが出席した。
日本郵船は企業の社会的責任(CSR)に基づき教育を通じた社会貢献活動の一環として2001年に両校の学生に対する奨学金制度を開始し、15年目となる今回を含め授与した学生は延べ896人となった。
また、11月9日には大連海事大学で磯田経営委員から40人の学生に奨学金が授与された。式典で同大学の単紅軍(Shan Hongjun)副校長は経済状況と海運業界が厳しい中にあっても、日本郵船が長年支援してきたことに感謝の意を表した。
日本郵船/シンガポール海事港湾庁と海事産業の持続的発展目指す