日新が5月9日に発表した2016年3月期の業績は、売上高2017億500万円(前年同期比1.3%減)、営業利益55億8700万円(19.8%増)、経常利益58億8700万円(14.7%増)、当期利益31億9600万円(30.6%増)となった。
物流事業において、海外では米国、タイ、インドで倉庫を新規開設、欧州ではオランダ・ティルブルグ支店を新設するなど、拠点整備を進めた。
国内では、独自のICT(情報通信技術)を活用したサプライチェーンマネジメントシステム「Nissin Logi-System Park」が新規顧客の開拓に繋がった。
一部の自動車メーカーの国内回帰により、部品と完成車の取り扱い数量が復調し収益に寄与した。
しかし、中国の景気減速の影響もあり、全般的に輸出入貨物の取扱物量が減少し、売上は伸び悩んだ。
物流事業の業績は、売上高1462億400万円(1.3%減)、セグメント利益43億5400万円(21.9%増)となった。
次期は、売上高2100億円(4.1%増)、営業利益60億円(7.4%増)、経常利益62億円(5.3%増)、当期利益40億円(25.1%増)を見込んでいる。