アサガミが5月15日に発表した2025年3月期決算によると、売上高389億4300万円(前年同期比1.7%減)、営業利益19億2800万円(25.5%増)、経常利益20億5600万円(25.7%増)、親会社に帰属する当期利益11億7400万円(36.8%増)となった。
セグメント別では、物流事業の売上高は217億7600万円(1.2%減)、営業利益は19億7700万円(0.8%減)となった。なお、当連結会計年度より3PL(サードパーティーロジスティクス)部門については、運輸部門に集約している。
物流事業の内訳では、倉庫部門は主に物流センターの保管取扱量が増加したことにより売上高は18億8100万円(1.1%増)となった。港湾フォワーディング部門については、主に輸入鋼材、鉄スクラップ等の取扱量が増加した一方、建設機械の輸出取扱量が減少したことや国際情勢による影響から航空貨物の取扱量が減少したことにより売上高は66億3400万円(1.3%減)となった。
運輸部門は、主に2024年問題を背景にした物流コスト上昇に伴う料金改定を行った一方、建設機械やスポット案件での輸送量が減少し売上高は132億6000万円(1.4%減)となった。
次期は、売上高378億1500万円(2.9%減)、営業利益17億3500万円(10.0%減)、経常利益17億4800万円(15.0%減)、親会社に帰属する当期利益11億4500万円(2.4%減)を見込んでいる。
カンダHD 決算/3月期の売上高1.7%増、営業利益0.1%増