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JR貨物/9月のコンテナ貨物輸送量7.7%増

2017年10月11日/調査・統計

日本貨物鉄道(JR貨物)が10月11日に発表した9月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は197万8000トン(前年同月比7.7%増)、車扱は69万4000トン(0.9%増)となった。

今月は、広島・岡山地区の大雨および台風18号接近の影響等により、月全体で高速貨177本が運休となった(前年は、高速貨324 本、専貨 4 本が運休)。台風18号の影響で不通となっている日豊線については、トラックによる代行輸送を実施している。

コンテナについては、積合せ貨物がドライバー不足を背景に鉄道へのシフトが続き、関東・関西地区発を中心に好調となった。

農産品・青果物は北海道産野菜類や馬鈴薯が前年に台風の影響を受けていたこともあり、前年を大きく上回ったほか、食料工業品は関西発北陸向けのビールが堅調に推移したことに加え、北海道・新潟発の菓子類が増送し、前年を上回った。

自動車部品も大手自動車メーカーの販売好調に伴い、東海・東北地区間や関東・九州地区間などでの輸送が順調に推移した。

一方、紙・パルプは印刷紙・コート紙の需要減少等により、前年を下回ったものの、コンテナ全体では前年比 7.7%増となった。

車扱は、石油が配送圏の見直しに伴い鉄道へのシフトが進んだことから、前年を上回った一方で、セメント・石灰石は需要減少等により大幅な減送となった。その結果、車扱全体では前年比0.9%増となった。

コンテナ・車扱の合計では、前年比5.9%増だった。

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