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セブンーイレブン/配送頻度、納品の時間帯・ロットを見直し

2018年04月05日/SCM・経営

セブン&アイ・ホールディングスは4月5日、セブンーイレブン・ジャパンの生産性向上策の一環として、物流の見直しを進めていることを明らかにした。

<生産性向上策の概要>
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井坂隆一社長が同日、都内で開いた2018年2月期決算で明らかにした。配送頻度の見直しとして、飲料・ビールは週7回を週6回に、雑貨は週3回を週2回に配送頻度を削減した。

一方で、強化カテゴリーと位置付けているカウンターファストフードの消耗品については、週3回から週6回に配送頻度を拡大した。

納品時間帯の見直しでは、従来は夜間納品が主流であった常温商品に日中納品を追加し、エキナカ、病院、大学などへの出店に対応し、トラックの稼働率を向上させた。

納品ロットの見直しでは、雑貨では、メーカー荷姿に合わせたロットへ変更。リキュールも1ロット6本から箱単位となる24本へロットを変更した。

RFIDを活用した検品の実験も開始し、2017年8月から福島県内の物流センターで常温商品を対象とした実証実験を開始した。

2018年3月からは、北海道内の物流センターで、デイリー商品を対象とした実証実験を開始する予定で、2018年度末までに実証実験の対象店舗を北海道全店1000店に拡大する計画だ。

井坂社長は、「人手不足の問題は、今後も継続する課題であり、店舗と物流両面からこれを改善する。店舗での生産性向上に加え、サプライチェーン全体の生産性向上を進めていく」と述べている。

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