日本GLPは7月1日、大阪府枚方市に、2018年9月に竣工した「GLP枚方III」が「LEEDゴールド」の認証を取得したと発表した。
<「GLP枚方Ⅲ」外観>

「GLP枚方III」は、5階建て、延床面積約11万7000m2の先進マルチテナント型物流施設。今回の認証取得で、大規模太陽光発電設備を屋上に設け、約300世帯の年間電力使用量に相当する再生可能エネルギーを生産、低公害車・低燃費車向けの優先駐車場を設置し、大気・地域環境へ配慮、リサイクル建材を積極的に採用し、資源保全に貢献、建材を周辺地域から積極的に調達することにより、輸送に係るエネルギーを大幅に削減等が評価された。
GLPの帖佐義之社長は、「『GLP枚方III』では施設面での取り組みに加え、建材の選び方や調達方法など、施設建築においても環境への配慮を重ねた点が、この度の評価につながったと考えている。日本GLPは、人や環境に配慮した付加価値の高い物流施設を、テナント企業および地域へ提供していく」と述べている。
なお、LEED (Leadership in Energy and Environmental Design)認証とは、米国グリーンビルディング協会が開発・運用を行い、世界的にも広く普及している建物と敷地利用についての環境性能評価制度。
具体的には、1.総合的プロセス、2.立地と交通、3.敷地選定、4.水の利用、5.エネルギーと大気、6.材料と資源、7.室内環境、8.革新性、9.地域別重み付などの項目から評価。
これらのLEEDの基準により4段階のレベルに格付けされ、「LEEDゴールド」は、最高ランクの「LEEDプラチナ」に次ぐ高いレベルとなる。
今回の認証取得で、「LEEDゴールド」以上を取得している日本GLPの施設は9棟となる。
日本GLP/大阪府茨木市で2棟の「ALFALINK」20.7万m2が満床竣工