日本GLPは2月28日、千葉県八千代市で先進的物流施設「GLP 八千代Ⅵ」の開発を行うと発表した。
延床面積約 5万4000m2のマルチテナント型物流施設として2025年7月着工、2026年12月末の竣工を予定している。
八千代市吉橋にある吉橋工業団地エリアの一角に位置しており、東関東自動車道をはじめ、国道16号、常磐自動車道、京葉道路に囲まれ、千葉県内のエリア配送や首都圏の広域配送にも適した立地にある。さらに、周辺は住宅地が広がる人口集積地であり、雇用確保の面でも恵まれた環境に所在している。
施設は、地上4階建てのボックス型物流施設で、最大5テナントが入居可能。庫内は柔軟な区画プランの提案が可能で、垂直搬送機など効率的なオペレーションを支える設備を整える。敷地内には100台超の駐車スペースを備え、快適な通勤環境を整備するほか、3000m2超の豊かな緑を残置し、施設の環境そして地域調和にも配慮する。
日本GLPは、効率的なオペレーションへの対応のため、グループ会社であるプラスオートメーションが提供する物流ロボットのサブスクリプションサービス「RaaS(Robotics as a Service)」を含むソフト面でのサポートも検討している。これにより、入居企業は最新の物流技術を活用し、初期費用を抑えつつ物流現場の自動化を推進することが可能になる。
八千代市では、現在「GLP 八千代」「GLP 八千代Ⅱ」「GLP 八千代Ⅳ」の3棟の施設が稼働しており、「GLP 八千代Ⅴ」は2025年3月の竣工を予定している。また、施設の向かいに位置する「GLP 八千代」との連携も検討中であり、これにより更なるシナジー効果が期待される。
なお、入居テナント企業は物流業界が直面する多様な課題をワンストップで解決する「GLPコンシェルジュ」サービスを利用することで、近隣物件の入居テナント企業との連携のみならず、「GLPコンシェルジュパートナー」に加わる300社を超える企業とのマッチングが可能となる。
サービスの中でも特に入居テナント企業からは、「空き床を転貸に出したい」や「案件が欲しい」と言った課題の相談を多く受ける。過去には約1万3000坪の同社物件を賃借したテナント2社に対して、30社以上の顧客紹介を行い、合計3社で約3000坪のマッチングをした実績がある。そうした実績を積み上げたことで、貸借相談の床面積は1年間で約123万m2に達し、物流に携わる企業の課題解決に大きく貢献している。
■施設概要
施設名:「GLP 八千代Ⅵ」
所在地:千葉県八千代市吉橋1824-1
敷地面積:約2万6000m2
延床面積:約5万4000m2
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2025年7月(予定)
竣工:2026年12月末(予定)
認証取得:CASBEE認証、ZEB認証(予定)
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