キャセイパシフィックグループが8月7日に発表した2019年度上半期決算によると、貨物事業の売上高は114億9800万香港ドル(前年同期比11.4%減)となった。
減収の要因は、米中貿易摩擦の影響による世界貿易の鈍化を反映したもので、貨物輸送量とイールド(貨物1トンの1km輸送あたりの収入)も減少となった。
キャセイパシフィックとキャセイドラゴンを合わせた2社の貨物輸送能力は、新たに受領した旅客機の貨物搭載スペースが増えたことで1.1%増強された。
同期は需要の低迷に伴い貨物専用機の運航を調整する一方、特殊貨物の輸送に注力した。その結果、貨物占有率は4.9ポイント低下の63.4%、輸送貨物重量は5.7%減の97万9000トン、イールドは2.6%減の1.88香港ドルとなった。
NXHD/7月の国際海上輸送取扱実績、グローバル合計23.9%増