国土交通省は12月11日、「令和2年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」で国土交通大臣表彰、国土交通省公共交通・物流政策審議官表彰を発表した。
国土交通大臣表彰を受けたのは、ホームロジスティクスとユニ・チャームプロダクツ、トランコムの3社。事業概要はスワップボディを活用した共同輸送事業。
スワップボディ車両を活用したホームロジ/ユニ・チャームの異業種間共同輸送を両社の物流パートナーであるトランコムと全国10拠点で実施。当日往復化で輸送効率向上や空回送削減、荷役分離による環境負荷軽減とドライバー労務環境改善を実現した。
効果として、CO2排出削減量が880.4t-CO2/年(38.6%)削減、生産性向上効果が運行台数2490台(50%)削減、ドライバー積降時間削減効果が1万2450h/年削減した。
<RORO船を用いた本州内紙製品バラ積輸送(愛知~埼玉間)>
公共交通・物流政策審議官表彰を受けたのは、栗林商船と、王子物流、東海協和、栗林運輸の4社。事業概要はRORO船を用いた本州内紙製品バラ積輸送(愛知~埼玉間)において。
愛知県と埼玉県との間での紙製品(巻取紙)輸送について、従来小ロットのトラック輸送を行っていたところ、バラ積での大ロット輸送に切り替えることで、RORO船による海上モーダルシフトを可能とし、陸送距離削減と環境負荷低減に加え運送コスト削減を実現した。
効果として、CO2削減量が73.5t-CO2/年(33%)削減、ドライバー運転時間を4815時間/年(74%)削減した。
国交省/中・長距離フェリー、RORO船、内航コンテナ船の積載率動向(2024年4~6月)