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NSユナイテッド/広野IGCCパワー向け石炭専用船「みらい」竣工

2021年01月20日/IT・機器

NSユナイテッド海運は1月20日、グループ会社のNSユナイテッド内航海運(NSU内航)が運航する、広野IGCCパワー合同会社向け石炭専用船「みらい」の命名・引渡式が1月15日に行われ、無事に竣工したと発表した。

<石炭専用船「みらい」>
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NSU内航とJERAとの輸送契約に基づき、NSU内航が発注、新来島どっくが建造したもの。

この船は専用船として、小名浜港から福島県広野町の広野IGCC パワー向けの石炭国内二次輸送に従事する、国内最大の荷役装置付き石炭運搬船。

「みらい」という船名は、すでにJERA広野火力発電所に就航している「きぼう」(広野町小中学生が命名)に続いて、広野町役場の皆さんの応募により、世界最新鋭の石炭火力発電所向けの船として、福島復興に寄与し、地域の「みらい」の象徴となるという思いが込められて決定した。

省エネ型の電子制御エンジンを搭載し CO2排出の削減を図るとともに、港内での回頭、離着桟の安全性向上のためにベックツインラダーを採用している。また乗組員の労働環境向上や女性船員活用などを考慮し、各室トイレ、シャワーなどの設備を備えた近代的な船になっている。

今後、安全管理の徹底と環境保全に配慮し、環境性能に優れた最新のクリーンコールテクノロジーによる広野IGCCパワー向け燃料の安定輸送に努めていくとしている。

■みらい主要目
総トン数:1万8419トン
載貨重量:1万5000トン
主要寸法:全長149.91m×幅27.20m×深さ14.20m
速力:13.5ノット

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