近鉄エクスプレス(KWE)は4月20日、キャセイパシフィック航空のCorporate Sustainable Aviation Fuel (SAF) Programmeに参加することになったと発表した。
持続可能な航空燃料(SAF)は従来の化石燃料と比較し、ライフサイクル全体でCO2排出量を約80%削減できるとされている。さらに最新技術をもって製造されるものは100%削減も可能となる。このプログラムはSAF利用を推進し、バリューチェーンでのCO2削減により、カーボンニュートラルの実現を目指すアジア初の継続的パートナーシップ・プログラムであり、航空貨物輸送およびビジネス出張を対象としている。
同社便に貨物を搭載することでCO2排出量(スコープ3)を削減することができ、KWEの低炭素輸送実現に向けた具体的な取組みのひとつとなる。
同社の鳥居社長は「気候変動は待ったなしの状況であり、そのような中でローンチパートナーとして本プログラムに参画できることを大変光栄に思う。これは50年以上にわたる同社とのパートナーシップの重要なランドマークとなる」と述べている。
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