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日本GLP/神奈川県平塚市で物流施設2棟を同時着工

2022年06月17日/物流施設

日本GLPは6月17日、神奈川県平塚市のツインシティ大神地区土地区画整理事業施行地区内に建設する物流施設「GLP平塚II・III」の起工式を同日実施したと発表した。

<「GLP平塚II・III」完成イメージ>
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「GLP平塚II」は延床面積3万7300m2、「GLP平塚III」は同2万7800m2で、それぞれ2023年8月までに竣工を予定している。

両施設は、いずれも4層のボックス型で、さまざまな業種に柔軟に対応すべく、汎用性の高い施設とする。入居業種としては、ECや3PL、日用品など幅広い業種を想定している。

建設地は、新東名高速道路「厚木南IC」から1.5km、東名高速道路「厚木IC」から3.0kmの場所に位置し、首都圏を含む広域配送が可能な立地。周辺には物流関連会社が多く、それらの企業との連携によるサプライチェーンの効率化が期待できる。

<屋外階段緑化>
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<エントランス>
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<カフェテリア>
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両施設は「Green」をコンセプトとしており、地球環境・就労環境・地域環境の3つの側面に対して設計段階から施設稼働後まで配慮し、環境に配慮した持続性を有する施設づくりを行う。

地球環境へのアプローチとして、太陽光発電設備の設置や、全館LED照明の採用、各Green Building認証の取得など、ESG/SDGsの対応を実現。

就労環境へのアプローチとしては、庫内窓の設置や、バイオフィリックデザインを意識した緑あふれる内装、最寄りの公共交通機関からの通勤アクセスを整えるなど、快適な就労環境を作ることで、テナント企業の安定的な雇用に貢献する。

地域環境へのアプローチとしては、敷地外周にグリーンベルトを設け平塚市が推奨する植樹を行うなど、ポケットパークの設置を予定しており、日常の憩いの場所の提供を目指す。

そのほかには、大型車入場口の両脇にワイヤー式緑化を施すことで、施設のシンボルとなるエリアを設けると同時に大型車の認識を容易にし、施設内の動線をスムーズにする。建物は、屋外階段を利用した緑化壁面などシンボリックな外観を計画しており、周辺地域との共生・共存を目指す。

また、施設内のカフェテリアのテーブルやソファの素材には再生材を取り入れ、環境的な側面からも配慮された設計を行う。建物の堅牢性を生かし、災害時の貢献も目指す。

「GLP平塚II・III」について、日本GLPの帖佐 義之 社長は「設計の段階から環境に配慮し、環境や地域との共生を目指した。建設地は区画整理事業施行地区内で、住宅街や商業施設が隣接し『モノ・ヒト・コト』が集まる、これから街としての成長が見込まれている。日本GLPは引き続き、カスタマーのニーズに柔軟に対応し、物流オペレーションの効率化向上の一助となる施設を提供するとともに、環境に配慮した施設づくりによって、カスタマーや地域の持続可能な発展に寄与していく」とコメントしている。

■施設概要
「GLP平塚II」
所在地:神奈川県平塚市大神
敷地面積:1万7800m2
延床面積:3万7300m2
構造:地上4階建て、耐震鉄骨造
着工:2022年6月
竣工:2023年6月(予定)
認証取得:CASBEE認証(予定)、BELS 5Star(予定)、ZEB認証(予定)

「GLP平塚III」
所在地:神奈川県平塚市大神
敷地面積:1万3600m2
延床面積:2万7800m2
構造:地上4階建て、耐震鉄骨造
着工:2022年7月
竣工:2023年8月(予定)
認証取得:CASBEEA認証(予定)、BELS 5Star(予定)、ZEB認証(予定)

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