三菱商事ロジスティクスは8月8日、倉庫内でのドローン活用の可能性を検証するため、ALSOKの協力により、7月15日に松伏事業所の倉庫内で飛行試験を行い、安定性や操作性、画像解像度の面で良好な結果を得たと発表した。
<倉庫内のドローン活用実証実験>
三菱商事ロジスティクスは ”イノベーション” をマテリアリティ(重要課題)に位置付け、新しい技術や管理手法を用いたレジリエントなサービスの創出に取り組んでいる。
同社によると、ドローンによる動画を活用した定期的な循環巡視やアセットの保守は、従来は難易度の高かった上空からの監視を可能にするため、物流拠点の検知体制を飛躍的に高める可能性があるという。
実験では、機体は壁面と貨物との位置関係を(全方位)画像で検知し、また人やフォークリフトなどの動く標的も避けられることから、半自律飛行による常時監視により、将来ステークホルダーの間で即時に細密な情報を共有できるようになるという可能性を確認した。
同社は今回の結果を分析し、倉庫内でのドローン活用の可能性についての更なる検証を進めていくとしている。