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海上コンテナ輸送実績/アジア発米国向けが3か月連続マイナス

2022年12月12日/調査・統計

デカルト・データマインは12月12日、アジア発米国向け(往航)11月分と、米国発アジア向け(復航)10月分のコンテナ輸送量実績データを発表した。

<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較 11月>
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<国・地域ごとのコンテナ輸送量>
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それによると、11月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は132万4644TEU(前年同月比21.1%減)となった。

中国発の2ケタ減が3か月連続で続いているほか、ベトナム発を覗く全ての国・地域が前年同月を下回り、全体では3か月連続のマイナスとなった。

なお、世界発米国向けの合計も3か月連続のマイナスとなっている。

<コンテナ輸送量の上位品目>
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アジア主要10か国・地域発米国向けの荷動き上位品目は、1位が家具類、2位が機械類、3位が電子電機と続き、全品目が前年同月を下回った。

<米国発アジア10か国・地域向けコンテナ輸送 月次トレンド比較10月>
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<国・地域ごとのコンテナ輸送量>
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一方、米国発アジア主要10か国・地域向け(復航・最終仕向地ベース)の10月分は、44万9734TEU(3.8%減)だった。

中国向けのほか、ベトナム、マレーシア、インドネシア、パキスタン向けが減少。日本、韓国、インド向けが増加するも、全体ではマイナスとなった。

<主要品目の動き>
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品目別の輸送量は、1位がパルプ・古紙、2位が牧草・豆類、3位がプラスチックと続いた。増加した品目と減少した品目がそれぞれ5品目(うち3品目が2桁の増加または減少)となり、全体ではわずかに前年を下回った。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Datamyne Japan 南石 正和
Email:mnanseki@datamyne.jp
Tel:090-5868-8377
URL:https://www.datamyne.com/

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